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手術の時期はいつごろがいいのですか?目安などはありますか? |
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人間の生活は個人個人によって様々であり、生活の中で必要とされる視力も違います。日常の生活の中で、見え方に不自由を感じるようになった時が手術の時期といえます。
白内障と診断されたら合併症が出ていないかをチェックし、適切な時期に手術を受けるために、医師の定期的な診察を受けることが必要です。 |
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白内障手術は入院するのですか? |
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当院では基本的に日帰りで手術を行います。手術に先立ち、手術を行っても問題がないか必ず内科で全身チェックを行います。ほとんどの人は問題なく日帰り手術を受けられますが、内科の主治医の先生から許可を得られない場合には、入院手術が必要です。
その場合には、近くの病院に入院して当院で手術を受けていただくこともできますし、ご希望により入院設備のある病院をご紹介します。 |
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白内障手術後の通院は? |
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当院では、通院は原則として、手術翌日、翌々日、4〜5日後、1週間後、以後2週間に1度程度で、術後2〜3ヶ月程度は点眼薬を使用します。 |
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白内障手術後の生活は? |
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超音波白内障手術では、通常、手術後数日のうちに1.0前後の視力が得られます。白内障以外に眼の病気がある場合や、他の方法で手術を行った場合は別です。
デスクワークであれば、手術翌日から行っても構いません。また、日常生活も強い腹圧のかかる動作以外はとくに制限はありません。ウォーキングは手術翌日から、ジョギングは2週間後くらいから許可しています。 |
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白内障手術後の眼鏡は? |
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人間の水晶体は見ようとする物の距離によって自動的に厚さが変わり、どこを見てもピントが合うようになっています。ところが、白内障手術を受けると、眼の中の眼内レンズは厚さが変化しないため、近くまたは遠くのどちらか一方にしかピントが合わなくなります。
ピントをどこに合わせるかは、入れる眼内レンズの度によって調節できます。遠くに合わせた場合には近用(読書用)眼鏡が、手元に合わせた場合には遠用眼鏡が必要です。また、一般的な眼内レンズ(単焦点)では乱視を治すことができないため、乱視が強い方は、遠用と近用の二つの眼鏡(あるいは遠近両用眼鏡)が必要になることがほとんどです。乱視矯正用の「トーリック眼内レンズ」を用いれば、乱視を減らすことができます。 |
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多焦点眼内レンズ(遠近両用眼内レンズ)ってどんなレンズですか? |
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特殊な加工が施してある眼内レンズで、遠くと近く(30〜40cm)の二ヶ所にピントが合うように設計されています。したがって、車を運転するときも、本を読んだり字を書いたりするときもメガネを必要としません。1日の生活のほとんどの場面を眼鏡なしで過ごすことができ、多くの場合、遠くも近くも裸眼で(眼鏡なしで)0.7以上の視力が得られます。しかし、誰にでも向いているレンズでなく、その方の屈折や乱視度数、生活の内容などにより、十分な満足感が得られない場合もあります。
希望される方、興味のある方には、十分な時間を取って説明いたします。
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